2008年 04月 29日 ( 1 )

Intelligent Design宣伝ドキュメンタリー映画「Expelled: No Intelligence Allowed」を観てきました。友人8人と行ってきたんだけど、映画館には僕ら以外の観客はいませんでした。だから、映画の間、話し放題。

この映画はBen Steinというタレント(弁護士で作家で、テレビやラジオでも有名な人らしい)がいろんな人にインタビューするドキュメンタリー形式のIntelligent Design宣伝映画です。(Intelligent Designを知らない人へ:Intelligent Designっていうのは進化論に対抗するために創造論者が生み出した"理論"で、それによると生物は何らかの"知的存在"の介入によって進化を遂げ現在に至っているのだそうです。)

映画は、まず現在の科学がIntelligent Designを根拠無く排斥しており、学問の自由が侵されている、という警鐘から始まります。そして、進化論が実際には非常にもろい土台の上に成り立っているという説明があります。そのうち、進化論は優生学につながりそれがナチズムへといたった非常に危険な理論だという説明に入っていきます。「進化論はナチズムの十分とは言わないが必要な条件だ」という言葉には目からうろこが落ちました。Ben Steinがドイツの強制収容所跡に行ってユダヤ人が殺害された場所を見て回ったりもしています。この場所で虐殺が行われていたのか・・・むごい・・・進化論はなんて愚かな考え方なんだ・・・って気がしてきます、っていう効果を狙ってます。ちなみにBen Steinはユダヤ人です。Richard Dawkins (Intelligent Design反対派の急先鋒)へのインタビューもあります。彼の主張が明らかにひどくゆがめて伝えられてるのが面白かった。

要するにプロパガンダ映画ですが、アメリカの 進化論 vs Intelligent Design 論争に興味のある人は是非観てみてください。
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by t_oz | 2008-04-29 00:18