今日は旧正月で、中国その他の国々では大きな祝日のようですが、僕にとってはただの月曜日です。

最高気温2℃最低気温-4℃だったのだけれど、半袖半ズボンで外を歩いている人を見ました。すごい。こういう人がいたから15000年前に陸続きだったベーリング海峡を人類は渡ることができたのかなあと思いました。

友人からたまたま借りたカーネギー『人を動かす』を読みました。70年以上昔の本。たかが自己啓発本と侮っていたが、大間違い。こんなに良い本はなかなかない。タイトルは「人を動かす」だけれど、内容はどのように自分を変えるかということ。書いてあることはよく考えれば全て当たり前のことなんだけれど、それらを多くの例に裏打ちさせて明確に言葉に表しているのが素晴らしい。

同僚のアメリカ人は敬虔な正教徒で、彼とはよくキリスト教について話します。先日「人類が救われるためになぜキリストは死ななければならなかったのか」について話していたのだけれど、今日彼から4世紀キリスト教の教父アタナシウスの書いた『On the incarnation』の英訳本をもらいました。この本になぜキリストが死ぬことが必要だったのかがそこそこわかりやすく書いているのだそうです。これは面白そうな本をもらってしまった。
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明けましておめでとうございます。

昨年は、いろいろありました。みなさまにもいろいろとお世話になりました。

年末は、いろいろなところに行きました。とは言っても全部イリノイ州およびその近傍ですが。クリスマスにはSt. Louisへ行きました。St. Louisから帰ってきてから帽子を無くしてきたことに気づき、St. Louis滞在中に立ち寄ったところに電話をかけたりメールをしたりしたところ、ゲートウェイ・アーチ(という中を昇れる大きな放物線のようなオブジェクトがSt. Louisにはあるんですが)のある国立公園の遺失物取扱所にあることが判明し、送ってもらって無事返ってきました。その公園の親切に感動しました。そして、クリスマス後に日帰りでSpringfieldへ。リンカーンが生涯の長い時間を過ごしたことで知られる町で、以前も行ったことがあるので二回目です。リンカーンの家にも行ってきました。年越しはChicago。旧シアーズタワー(現ウィリスタワー)に登ろうと思うも、曇っていたり風が強すぎたりで結局登らず。展望台に新設されたらしいガラスのテラスにはまだ行ったことがないのでいつか行けるといいな。Chicagoの帰りには日系スーパーのミツワに。日本の食材や本を買いました。まだ学期は始まっていないけれど、1/3からアメリカは通常営業状態に入ります。1/3から二週間大学がやっているイタリア語の冬期集中講座に通っています。一日三時間で、授業の最初と最後以外は先生はずっとイタリア語で説明しているので最初はどうなることかと思ったけれど、なんだか意外とわかるものです。

ということで、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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ところで、1月27日から3月4日まで日本に一時帰ることにしました。予定の空いている方、是非会いましょう。

最近イタリア語文法を勉強していて気づいたんだけれど、僕は未だに英語で"There is no apple"と"There are no apples"のどちらが正しいのか、もしどちらも正しいならどういうニュアンスの違いがあるのか、がわかっていないようです。調べればすぐ分かるような気がするけれど、なんだかもったいないので(?)調べていません。
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どういうわけか、PRAから査読の依頼が回ってきました。この業界も相当な人材不足と見える。でも、まさに僕の専門分野の論文が回ってきたのでよかった。初査読は気が引き締まります。ボス曰く「自分が査読を始めたときは最初6年くらいはすべてリジェクトしていたけど、最近はだいぶ緩くしてるよ」。
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先日のCERNのHiggsが見つかったかもしれないニュースですが、プレスリリースによると偶然である確率はさいころを振って6の目が2回続けて出る確率くらいとのこと。そう言うとなんだかよくあることのように思えるけれど、さいころを振って同じ目が三回続けて出る確率、というと実際は同じなんだけれどなんだか少しは確率が少なくなったような気がする。さいころを振って一回目に2、二回目に5が出る確率も同じだけれど、こちらはなんだか大きそうな気がする。

ところでついにピーター・ウィンクラー著『とっておきの数学パズル』を手に入れました。これは噂通り素晴らしい本です。みなさん是非買いましょう。
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僕が普段使っている黒色のペンは「三菱 uni-ball Signo 極細 0.38」か「Zebra Sarasa Clip 0.4」のどちらかで、書き味は前者を気に入っていて以前は前者を主に使っていたけれど最近はキャップレスの利便性から後者に移行しつつあったところです。(どちらも、日本に帰ったときにまとめて買ってきています。)しかし、最近、後者のZebra製品は使用中にたまにペン先から針金のようなもの(芯?)が突き出してきて以降使えなくなるということが3度か4度くらいありました。今日もついさっきペン先から針金が出てきてゲームオーバーでした。これは一体なんだろう。明らかに製品の本質的不具合です。仕方が無いから、今度からペンはSignoに戻そうか。Signoは、書き味は抜群で気に入っているんだけれど、キャップが別になっていて片手での使用がそれほど便利ではないということと、インクが少なくなってくるとだんだん出てくるインクが薄く(少なく?)なってくることが問題です。
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もう12月ですね。今年も残り少ないようです。

数日前、天気予報では雪になっていたけれども結局雪は降らず。でも寒い。今、外はセ氏0°。どうでもいいけど、「0°。」ってなんか面白い。

昨日は約2ヶ月ぶりにチェスに行ってきました。二ヶ月ぶりの試合だったけれど、まだルールを覚えていました。
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しばらく更新していないうちに、シャンペーンはすっかり寒くなりました。明日の予報は雪。
感謝祭はシャンペーンで平和に過ごしました。いつものことですが、感謝祭中は街の人の数がぐっと減っていました。

前回記事に書いた熱学思想は読み終わりました。当初は、各パート一日で読めば一週間で読み終わるなあなんて軽く思っていたけれど、結局一日に一章読むのも難しく、かなりの時間がかかってしまった。クラウジウスとトムソンの活躍あたりまでは面白く追えたけれど、エントロピーの導入以降、特に自由エネルギーが登場したあたりで力尽きました。でも読んで良かった。

研究はここひと月くらいどうも停滞気味。問題点は明確に分かっているので、それを解決すればいいだけなんだが。。

ところで、来年度からイタリアのトレントで二年間ポスドクをすることになりました。イタリア語を勉強しなければいけません。
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未だに読んでいなかった『熱学思想の史的展開』を読んでいるところです。文庫版ではなく、ハードカバーの方。「煆焼」「囲繞」「発く」などの日本語を知りました。これが終われば後は科学史シリーズでは『十六世紀文化革命』を残すのみ。

シャンペーンは急に寒くなりました。
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みなさん、お久しぶりです。しばらく更新していませんでした。
最近は季節の変わり目で体調を壊してしまって、なんとかどうやらどうにか日々過ごしていました。そろそろ復調に向かっています。

研究に関しては、スピン軌道相互作用のあるBECについて多少意味のある結果が出せたような気がします。(具体的に言うと、スピン軌道相互作用下でs波散乱するボーズ粒子及びフェルミ粒子の二体の散乱問題が厳密に解けた。[後日追記:少し正しくないことを書いていた。スピン軌道相互作用下ではもはやs波散乱ではない。スピン軌道相互作用がない状態でs波散乱するときにスピン軌道相互作用を加えたときに散乱がどのように変化するかを調べた、と言う方が正しい。])去年やっていた3成分フェルミ系の問題は、論文を書いて時点でもうだいたい手の届きそうな部分は解いてしまったような気がしたけれど、今やっているスピン軌道相互作用系はまだまだやることがいろいろありそうな気がする。(二体問題は解けたけれど、多体問題はまだよくわからない。)まあ、それはいいや。今はぼちぼちポスドクに応募し始めているところです。

ところで、超光速ニュートリノが発見されたとかなんとか。(発見されたというよりも、ニュートリノのスピードを測ってみたら光速よりも速かった、という感じなのかな。)本当だったら面白いんですけどね。どうなんだろう。アーカイブには毎日超光速ニュートリノ関係の論文が出ているけれど、理論家のみなさんはそんなに焦らなくても良いのに。実験家には是非焦ってほしい。

そういえば、ペアノ算術の矛盾が見つかったといって少し前に話題になっていました。そう主張をしているのは物理ではエーテルのブラウン運動でシュレディンガー方程式を導いたことで有名なエドワード・ネルソンさん。彼はきわめてユニークな学者だけれど、今回ばかりはどうも分が悪そうだ。この話が出てからすぐに証明の問題点を指摘したのはテレンス・タオでした。彼は何でも知っているんですね。おそろしい。

ノーベル物理学賞は宇宙の加速膨張。ちょっと前に村山さんの『宇宙は何でできているのか』を読んでいたので僕にはタイムリーな話題でした。

山本義隆さんが福島原発の事故についての本を出しているみたいですね。これは読んでみたい。

そういえば少し前に読んで面白かった本について少し。ヒトゲノム解読に大きな貢献をした分子生物学者クレイグ・ベンターの自伝の邦訳を読みました。最初の方は彼が若い頃いかにワルだったかなどがいろいろ書いてあってなんだか大したことの無い人のように思えたんだけれど、22歳で大学に入学して以降が異様にすごかった。数学や物理の天才の話はいろいろ聞くけれど、ベンターはそれらとは少し毛色が違う。一読の価値ありです。研究の合間に読んでいるとなんだか元気が湧いてくるような本でした。

まあそんな感じで日々過ごしています。ではみなさんお元気で。
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