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久しぶりに更新しようと思ったら、新着コメントが176件もついていました。これはひどい人気ブログですね。エキサイトブログは迷惑コメントもたくさんつくし、他にもいろいろ不満な点があるのでそのうち別の場所に移るかもしれません。

最近は平和な日々を過ごしていました。水曜・木曜とフィレンツェで行われた謎のワークショップに出かけてきました。トレント大学のBECセンターが所属するINO(Istituto Nazionale di Ottica)という組織の年次大会、ということなのですが、なぜか今回が一回目で、二回目があるかはまだ分からないそうです。このいい加減さがイタリアらしい、というのが最近分かってきました。INOというのは、訳すと国立光学研究所みたいになるのですが、別にそういう一つの研究所があるのではなく、いろんな場所にINOに所属する組織が散らばっている、といった感じです。トレント大学のBECセンターもその一つ。この年次大会では、INOに所属するいろんな人たちがそれぞれの研究の話をするのですが、レーザーの生物への利用や、様々な波長の光を使って美術品を調査する手法や、コンピュータビジョンや、我々のやっている極低温原子系の基礎物理に関することなどあまりに幅広い分野をあつかっていて、正直言って他分野の話は全く分かりません。(セクションが分かれている、というわけでもありません。ワークショップは一部屋。)でもBECセンターからは教授・ポスドク等あわせて10人も行ってきました。そもそも「このワークショップは学問的な意味合いよりも政治的な意味合いが強い」と聞かされていたから、まあ、そんなものなのだと思います。政治は大事なのです。コンピュータビジョンが専門、と言っていた発表者がノートパソコンとスクリーンの解像度を合わせることができず、パワーポイントの左上の部分だけ表示させて発表をしていたのが面白かった。発表者が「(解像度を合わせられず)まあ、このままやりましょう。私の専門はコンピュータビジョンで、・・・」と話し始めたら聴衆から失笑がもれていました。

年次大会では、僕の分を含めてBECセンターは計7枚ポスターを出展しましたが、そのうち5枚がメインのポスター会場から一歩入った部屋の脇に立てかけてあるついたての"裏側"に割り当てられていました。なかなか見つけられない秘密のポスターです。仕方が無いのでついたてと壁の間に人が一人通れるくらいの隙間を作り、ポスターを貼っておきました。結局ついたての裏側のポスターを見にきてくれた奇特な人は、関係者以外ではおそらく一人しかいませんでした。

そんなフィレンツェの旅の一番の収穫は、フィレンツェのアジア食材店へ行ってきたことでした。出発前に場所を事前に調べておいて、ワークショップの空き時間に街に下りて行ってきました。梅干しも豆腐も日本っぽいお米もこんにゃくもキューピーマヨネーズも売っている、素晴らしい店でした。調子に乗ってお米を3kg買ってきましたが、フィレンツェから帰る頃にはお米の袋の一つが破れ、ビニール袋の中にお米が散乱するという悲惨な状況が生じていました。

しかし、帰りの電車の中でどうも花粉症を発症してしまったようです。日本では花粉症なのですが、アメリカでは花粉症が強く出たことは無かったので外国の花粉なら大丈夫なのかと安心・油断していましたが、花粉症の魔の手はイタリアには延びていたようです。今朝お医者に行って、抗ヒスタミン剤を処方してもらってきました。困ったことになりました。
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