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小春日和のコンピュータ

Champaignは小春日和です。暑い。

将棋でコンピュータが女流王将に勝ったようだけれど、当然ながらこういうのは複数回勝負して結果を見なければどちらが強いのかは言えないのだろうと思う。(7番勝負で先に4勝した方、とか。)でもコンピュータがプロに初勝利を挙げたという意味はあるでしょうね。ちなみにチェスで最も最近行われた人間vsコンピュータの公開試合は2006年のKraminik(人間、当時の世界チャンピオン)対Deep Fritz(コンピュータ)で、Kramnikが0勝2敗4分で負けています。この結果が決定的だったのか、それ以来、人間対コンピュータの試合への関心は薄れてしまったようです。その後のチェスにおいてはコンピュータは人間に対抗するものではなく、人間の棋力向上を助ける便利な道具という位置づけになっているような気がします。

コンピュータが囲碁に到達するのはいつになるんだろうか。囲碁に詳しい人に聞いてみたら、囲碁って目隠しの勝負はトッププロ同士でもできないようですね。一方チェスでは1934年に当時の世界チャンピオンのAlekhineが目隠しで32局の同時対局を達成しているので、複雑さがだいぶ違うんでしょう。
by t_oz | 2010-10-12 03:06